10/30/02

Reasonだけで音圧かせぎ(for Reason 1.0 & 2.0)

COMP-01について(追加:3rd project氏による解説はこちら

注:Reason 2.5では,より強力なTapeCompがScream4で可能になりました(追記20030531)

BGM:test-eq-comp.rpsをmp3化しました.128kbpsなので,鳴るまで少し時間が必要です.
Reasonのみで音圧をかせいでみました.

Reasonで音圧をあげる(ラウドネスをかせぐ)には,どうすればいいか?
通常はコンプレッサーをかけることになりますが,Reasonでは中々うまく行かないという話になっています.ここでは,それでも,ここまでいけますという事例を示してReasonの能力をチェックしてみます.

2つのrpsファイルをダウンロードしてください.

1
test-no-comp.rps
2
test-eq-comp.rps

control(right)-click and DL(Reason 2.0 file)

まず,テスト用のmixdownEQもcompもOFFのrpsをwav化して図1に示しました.


これは,clipランプがつかないように,ラフミックスしてあります.
(本当はvolumeとかeqでもう少しきちんとMIXしたほうがいいですが,例なのでやめます)
まずは,test-no-comp.rpsを聞いてみてください.

次に,AUDIO OUTのすぐ手前につけたmixdown EQとCOMPをONにしたものをwav化して図2に示します.

COMPとEQでかなりはでな波形になっています.

 

しかし,clip部分はほとんどが1-3sample以下の短い時間(注1)なので聴感上変になっていないはずです.Reason上ではclipの赤ランプが付きっぱなしになります!

このrnsでは,COMPの性能をみるため,mixdown mixerのoutputを127(最大)にして,EQへルーティングののち,COMPをかけています.pad系の音を使っている場合は,releaseを長めに設定しましょう.

(実は後半に0.5msecほどclipしている部分があるのですが・・・わかりますでしょうか?)

では,test-eq-comp.rpsを聞いてみてください. 随分と違います.

しかし,COMPのせいで繊細な表現は失われます.


注1:Bob Katzの論説によれば,通常3-6sampleぐらいまでのclipは,その音がパーカッション系の音であれば聴感上問題ありません.ただし,ピアノのような繊細な音は1sampleのclipでもひずみがわかるそうです.わかるひとには・・・

重要!

実際にためされる場合は自分の耳でよーく確かめてください.
ちょっと設定を変更すると音が割れたりします.
Reasonは自分たちの耳が頼りというソフトですから.


最後に,COMP-01は,AUTO MAKE-UP GAINなのですが,その特性が今一つかみきれていません.
特にThresholdを変化させると全体の音量変化が変なので大変使いにくいです.

Thresholdは0と127で音量が大きくなり,中間では小さくなります.

COMP-01の大変わかりやすい説明を3rd project氏からBBSでいただきました(Many thanks).
ということで,コーナー新設しました.(2002.10.31)

こちらへどうぞ!

Reasoner必読!

3rd project氏にご指摘を受けましたが,attackは例のrpsより遅くしたほうが良いようです.
COMPが効くのが遅くなって赤ランプぱちぱちになっていました.
こちらにattackを下げた例:test-eq-comp2.rps
(まあ,いちいちDLするより,適当に変えてみてください)
と,書いてるうちに次のご指摘が・・・

スレショルドをさげれば赤ランプつかなくなります.(音も迫力なくなっていきますけど)

Ciao, Ura

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